メリ-クリスマス🎄
12月24日
今日は、
クリスマスイブです。
1日クリスマスソングを聴いていたいほど
クリスマスが好きな私です。
さて、前回のブログで
私が好きなクリスマスソングのことについて
お話をしましたが、
その中で、
恋人たちのクリスマスを歌う、
マライヤキャリーさんを
私が圧巻の歌唱力ですと、
記事に書きました。
すると、
そのブログを読んだある受講生の方から
マライヤキャリーさんって、
そんなにすごいシンガ-なんですか?
と、
質問がありました。
はっきり申し上げます。
凄いんですよ!
今回は、マライヤキャリーさんの
歌唱力についてお話します。
マライヤキャリーさんは、
1990年にデビュー、
数々のヒット曲があります。
全米1位の曲がなんと19曲、
これはビートルズに次ぐ第2位です。
ソロアーティストとしては歴代1位です。
凄いですよね。
デビュー当時は、
7オクターブの歌姫と言われていました。
私は、7オクターブの音域の持ち主だと
その頃は思ってましたが、
実際には5オクターブです。
7色の声と言われていましたから、
そこで7オクターブになったのではと思います。
でも、5オクターブって、
ピアノの音のほとんどが出せるくらいの音域です。
(日本人では、MISIAさんも5オクターブの音域の持ち主です。)
この音域だけだけでも
圧巻ですが
その音域を自由自在に操るのですから
凄すぎます。
デビュ-曲 Vision of loveから5曲連続の全米1位となる
5曲目のシングル Emotionsは、
その自由自在なテクニックが大きくフューチャーされた1曲でした。
マライヤさんのライブでは欠かせない
存在の曲として定着してます。
この抜群の
歌唱コントロールテクニックは、
野球に例えると、
(野球が良くわからない方は、 ごめんなさい。)
160Kmの豪速球を投げるピッチャーが
絶妙なコントロールでいろんな球種を
投げ分けることができる
世界屈指の超一流メジャー選手ということです。
マライヤさんの代名詞と言えば、
超ハイト-ンのホイッスルボイスです。
しかし!
それだけではありません、
歌唱テクニックも何種類もあり、
色々と使い分けて歌います。
この恋人たちのクリスマスだけを聴いても、
パワフルな声から絶妙に
優しく語りかけるようなファルセットに切り替えながら
歌を幅広く表現しています。
しかし、
私が一番凄いと思う歌唱テクニックは、
メリスマです。
恋人たちのクリスマスの
イントロから最初の歌い出しの中で、
Make my with come true~♪
このtrueの語尾と、
All I want for Christmas is.
isの語尾にメリスマがあります。
メリスマとは一つの音節にたいして
複数の音をあてはめる、
演歌のこぶしのようなものです。
演歌のこぶしよりも長く複雑に音を動かしている感じはあります。
先ほどの歌い出しの
All I want for Christmas is の
このisをシでずっと伸ばしてから
ラシラソミレと音を変えていきます。
これがメリスマです。
細かい音を正確に素早く変えて伸ばします。
かなり高度な歌唱テクニックです。
これが上手く出来るということは、
リズム、音感がとにかく正確なのです。
私は、マライヤさんではなく、
アリシアキーズさんのIf I aint’t got youという曲で
このメリスマをかなり練習しました。
このメリスマの練習は
歌唱力アップには大きな効果があります。
メリスマの練習方法は、
メリスマをこぶしととらえずに
一音一音を一つの音
メロディとして
ゆっくりと正確に練習していきます。
先程の恋人たちのクリスマスの場合だと、
All I want for Christmas is のisの
ラシラソミレを一音一音ゆっくりと
ピアノの音に合わせて練習していきます。
そして曲と同じテンポで歌えるようになれば完成です。
このメリスマは、
最近のJ-popでもいろんな歌手が使っています。
歌の語尾をマライヤみたいに動かしていれば、
それはメリスマです。
この歌唱テクニックを身につけて
一歩上をいく歌唱力をぜひ見につけましょう。
来年からは
このメリスマトレーニングは
私のレッスンにも取り入れていこうと思います。
コメントを残す