今、
若者の間で人気急上昇中の曲があります。
その曲は、
「W/X/Y」
ある受講生からこの曲を
上手く歌えるようになりたいとの要望もあり、
Tani Yuukiさんの
「W/X/Y」
THE FIRST TAKE を
じっくり聴いて分析しました。
このTHE FIRST TAKEでの
本人のコメントですが、
「今回はいつもより音を少なくして
ボーカルが目立つアレンジにしたので
かなり緊張しました。
男女のゆったりとした空間で
幸せを噛み締めてもらえるような想いを込めて歌いました。」
と、
話しています。
SNSでも、多くの若者から
「涙が止まらない」
「ほっこりした」
「良い声!」
といったコメントが
たくさん寄せられているようです。
なぜ、
Tani Yuukiさんは、
これほどまでに多くの人の心を
揺れ動かすの力があるのか
じっくり彼の歌声を聴いてみて
なるほど
と
思いました。
Tani Yuukiさんの声は、
「癒し」
なんです。
この W/X/Y
Aメロ
「垂れ流したテレビの音
溜めてしまった洗濯物は今日こそ」
全体的に
ウィスパーボイスで歌っています。
歌の語尾は、
全てブレスアウト
少しヒーカップ気味なのは
本人の特徴かもしれませんね。
そして、
隠し味があります。
エッジボイスです。
「テレビの音」
音の
「お」に、
エッジがかかっています。
Aメロの続き、
「映えないスナックとアルコールで乾杯しよう」
映えない
「は」に、
エッジがかかっています。
ほんのちょっとの隠し味ですが、
心をくすぐりますね。
そしてBメロ
「二人酸いも甘いも 噛み合わないとしても」
綺麗なファルセットと地声を
あえてはっきりと打ちしてメリハリをつけています。
この歌い方は、
Mrs.GREEN APPLEのボーカル大森くんを思わせます。
全体的に
ウィスパー+ブレスアウト
このコンビーネーションの声に
多くの人の心が癒されているようですね。
この曲は、
最近の曲としてはそこまで
ハイトーンを必要とはしませんが、
この味を出すには
「ウィスパー+ブレスアウト」
このコンビネーションを身につけていきましょう。
練習方法につきましては、
次回ブログで、
お話させていただきます。
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