以前
歌が上手い人ほど、
歌の語尾を大切にしている。
そして、
歌の語尾に簡単にできるテクニックとして
「ブレスアウト」の
お話させていただきました。
切ない表現としてかなり効果がある歌唱テクニックです
ブレスアウトの記事を読んでない方は、
ぜひこちらをご覧ください。
↓
歌の印象は、
歌い終わりをどう収束させるかが大きな鍵を握ります。
今回は、
歌のフレーズに終わりによく使われているテクニックとして
もう一つご紹介したい技があります。
それが、
「しゃっくり」です。
えっ、
「どういうこと?」
しゃくりとは、
「ヒーカップ」という
歌唱テクニックのことです。
歌のフレーズの終わり語尾を瞬時に
裏声に変えて少し跳ね上げて収束させるテクニックです。
英語では、hiccup
「しゃっくり」という意味です。
このテクニックは、
1950年代、エルビスプレスリーなど、
ロカビリー歌手から
広まった歌唱テクニックと言われています。
おそらく、
しゃっくりしているように聴こえることから
このネーミングがついたのではないでしょうか。
そして、
今多くの歌手がこのテクニックを使っています。
どんな効果があるのか?
例えば、
アイドル歌手が、
歌の終わりをヒーカップで収束させていると
胸キュンの可愛らしい表現になります。
例
松田聖子さん
「野バラのエチュード」
歌い出し、
「トゥルリラートゥルリー風に吹かれて
知らない町を旅してみたい」
この中で、
「まーちを旅ましてみたい」
まー↑ち を
ここがヒーカップです。
とても
可愛らしく聞こえます。
しかし!
可愛らしい表現だけかと思いきや、
例えば、
B’zの稲葉さんも
ヒーカップを良く使います。
例
「Love me I love you」
サビ、
「Love me ケチってないで僕はきっと愛をもっと出せる
I love youおごらせてるだけじゃそのうち誰もいなくなるよ」
この中で4ヶ所、
ヒーカップを使っています。
1 Love me↑
2 もっと出せる↑
3 I love you↑
4 いなくなるよ↑
歌い終わり全てヒーカップです。
稲葉さんは、
ヒーカップの使い手と言えるくらい
使用率高いですね。
このように、
ロック系では、
力強さの表現としても使われているのです。
このインパクトあるテクニックを
ぜひ身につけてみましょう。
練習方法は、
次回のブログでご説明させていただきます。
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