ある受講生からの質問です。
「今度友達が主催するイベントで歌うことになりました。
私は、人前だと緊張してしまいます。
緊張しないためにはどうすればいいですか?」
初めてステ-ジで歌う時や、人前で歌う時には緊張するものですね。
とてもよくわかります。
しかし、この考えは完全に緊張をマイナスにとらえていますね。
「緊張してはまずい」という思いが強くあるようです。
しかし実は、緊張することにはメリットがあります。
緊張していなければ、別に失敗したっていいや、という気持ちがありますね。
緊張することによって、気持ちが引き締まります。
人前で歌を歌うことで「緊張感を伴って歌う」という経験のある人は、
歌唱力は格段に上がります。
それは、ステージに上がる、人前に出る、ということによって
今までにない「うまくなりたい」という強い気持ちが芽生えてくるからです。
あえて悪く言えば、人前で歌わないというのは
「うまく歌う必要がない」という風にもとらえられてしまいます。
緊張感がないまま歌っているので、上達につながりにくいのです。
「緊張感のなかでその緊張を乗り越えて歌を歌う」という経験をした時に、とても大きな進歩があります。
ということは!
そうです。緊張感を持つのは、とても必要で、良いことなのです。
ぜひ緊張をポジティブにとらえてください。
自分の能力がドンドン向上していきますよ。
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