前回のブログで、
簡単にできる歌唱テクニック
ブレスアウトについてお話しました。
記事を読んでいない方は、
ぜひ、こちらをご覧ください。
ブレスアウトについて
私に質問が来ております。
「ブレスアウトについて質問があります。
私は、ブレス音が耳ざわりで好きではありません。
特に、let it go のMai.Jさんの歌は
ブレス音が気になってしかたありません。
それに比べて松たか子さんの歌は
ブレス音がほとんとなくて、
とても聴きやすいと思います。
ブレス音、ブレスアウトなどない方が良いと思う
私の考えはおかしいのでしょうか?」
ブレス音が耳ざわりで好きではないというご意見です。
私も、
松たか子さん、
Mai.Jさん
お二人の歌を聴き比べましたが、
確かにその通りです。
松たか子さんはブレスアウトなし、
Mai.Jさんはブレスアウト入り、
この問題について、
結論から申し上げます。
ブレス音については、
その人が感じる問題であり、
どちらが正解という答えはありません。
はっきり申し上げますと
好き嫌いに意見が別れます。
私も、
歌をはじめたころは、
ブレス音は出さないように
心がけるように言われてきました。
その一方で、
ブレスの時は、息を吐ききってから
ブレスするようにも教えていただきました。
その頃は、
これでブレス音出すなは、
厳しいなと思っていました。
このブレス音は、
昭和、平成初期は、NG的な扱いがあったと思います。
(今でも、NGの世界はあります。)
いつ頃からとは、
はっきりとは言えませんが、
2000年代のJ-POP界では、
圧倒的に歌にブレス音をあえて入れる
アーティストが増えてきた傾向があります。
これは、
息が切ない表現として
重視されているからではないでしょうか。
K-POPの世界でも、
例えば、
BTSのDynamiteを聴いていると
ジョンググさんの息がとても切なく聴こえてきます。
私の個人的な意見としては、
ブレス音が悪いとは思いません。
息は、
歌のアクセント的な要素もあり、
その人の味にもなっています。
また、
息を使う歌唱テクニック、
ブレスアウト、ウィスパーボイス、ファルセット、などは
切なさの演出には効果はかなりあると思いますよ。
最後に、
ブレス音については、
好き嫌いの意見がどうしても別れてしまいます。
それは、
あなたがどう思うかでよいのではないでしょうか。
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