小さい声を大きくするために [心と声]

ボイストレーナーの齊藤信也です。

このブログを読んでくださっている方は、少なくとも喉や声に興味を持ってくださっている方だと思いますが、私は受講生の皆さんにヒアリングの一つとして最初にボイストレーニングを受講しようと思った理由や声の悩みを伺っております。

ここ最近から3年前までのデータを集計してみたところ、
第1位から第5位まで、下記のようになりました。

第1位 高い声が出したい
第2位 小さい声を改善したい
第3位 声が通らない
第4位 滑舌を良くしたい
第5位 歌うとすぐに声が枯れる

そして第1位と第2位は、ほぼ僅差でしたので、今回は第2位の声が小さいという
お悩みにスポットを当ててお話ししたいと思います。

この「声が小さいこと」を改善したいと思っている方は、実際とても多くいらっしゃいます。

具体例としてある受講生の悩みをご紹介します。

M.Kさん(会社員)
「声が小さいのが悩みです。
会社でいつも上司に声が小さいと怒られます。
一番の悩みが週のはじめ月曜日の朝礼で、新人社員が一人一人社訓を大きな声で言うのです。
私だけが声が小さいので、ここでも上司に「やる気があるのか!」と、怒鳴られます。」

というお悩みでした。
最初にMKさんに聞きました。

SAITO
あなたは子供の頃から声が小さかったのですか?
受講生
子供の頃は大きな声で喋っていたと思います。
SAITO
では、いつ頃から声が小さくなったのか覚えていますか?
受講生
いつ頃かはよく覚えていませんが、確か小学生の後半くらいに友達に声が変だと言われたことがあります。
それから大きな声を出さないようにしてきたのかもしれません。

色々とヒヤリングしていくと、この方の声の背景が見えてきました。
自分の声に自信がなく、恐る恐る声を出すために
小さな声で話す癖がついてしまっていて
このMKさんはの声が小さい原因はここにあるようでした。

そこでまずは、「遠くに向かって声を出す」イメージトレーニングを
やってみることにしました。

MKさんに山に登ったイメージをしていただきます。

SAITO
思いっきり おーいと 声を出してみましょう。
受講生
おーい・・・

やはり恐る恐るでした。
急に遠くに思いっきり、と言ってもなかなかすぐにはできないものです。

それでは、肩と首を少し回してストレッチしましょう。
深呼吸して、上体をリラックスしましょう。
そして目をつぶり、口を大きく開けて、
声を前に押しだすイメージで「おーい」と声を出しましょう。

受講生
おーい
SAITO
あ、さっきより声が大きくなりましたよ。
大きい声でるじゃないですか!
受講生
あっほんとうだ。
MKさん、ちょっと嬉しそうです。

何回か繰り返してもらいました。
徐々に声の音量が上がります。

客観的に自分を見ることができるようになり、心がリラックスしてくると、声が前に前に出ていきます。
いちどきには難しいことですが、時間をかけて少しずつトレーニングして行きます。
それから一月ほどたった頃、しっかりした声が出るようになり、だんだん自信がついてきたようです。
会社の社訓もしっかり言えるようになってきたとのお話をいただきました。

声と心はつながっています。
幼少期のちょっとした心無い言葉が原因で、MKさんは声を出すことにブレーキをかけていました。

ちなみにMKさんは無事に大きな声を出すことができるようになりました。
友達とカラオケに行くのも楽しみになったそうです^^

 
 
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