歌のうまい下手の基準とは？

皆様は、
歌のうまい下手に基準があると
思いますか？

質問がきております。

「私には、歌のうまい下手がわかりません。
一つお聞きしたいとこがあります。
歌の上手い・下手に基準などはあるのでしょうか？

私は、友達と良くカラオケに行きます。
90点台を出したこともあり、
たまに、
上手いねと言われることもあります。

しかし、
自分ではまったくうまいとは思いません。

友達同士の話の中でも、

アイツは、歌が上手いよね、
みたいな話もよく聞きます。

しかし、
何を基準にうまいと言っているのか、
わかりません。

もし、
歌の上手い・下手に基準があるのなら
ぜひ教えていただきたいです。」

というご質問です。

まず、
今回の問題は、

二つの条件をクリアした前提での
お話とさせていただきます。

まず
一つ目は、

音程が安定して歌えていること。

二つ目は、

リズムも安定していること。

結論から言います！

歌のうまい下手の基準が

あるか？  ないか？

と言えば、

私は、あると思います。

ただし、

その基準は、
人それぞれ違うということです。

例えば、
スポーツの場合、
陸上競技だったら、
100メートルを10秒以内で走れるという基準で合格。

これは誰が見ても同じ基準です。
見る人によって基準がぶれると言う事は
ありません。

しかし、
歌については、明確な基準がない。

それは、
なぜでしょう。

人の感性がかかわっているからです。

わかりやすく言えば

好みです。

以前、
ハードロックが大好きな受講生がいました。

好きなアーティストは、
エアロスミスのスティーブンタイラーさんです。
力強いハイトーンこそ素晴らしい歌声と
思っています。

その受講生に、
森山直太朗さんの歌声について
お話をしたことがあります。

しかし、

「僕は、そういう歌い方が上手いと思いません。
まったく良さがわかりません。」

という答えが返ってきました。

彼の基準が力強いハイトーンにあるために、
優しく語りかけるファルセットトーンを
うまいと思わないのです。

でも、
森山直太朗さんが大好きで
森山直太朗さんをうまいと言う人もいる。

ようするに、
人によって何がうまいかと言うことが違います。

それが、
「好み」ということです。

歌のうまい下手には、基準はある。

しかし、
その基準は、
人それぞれ違うということになります。