私の母親は音痴でした。だから私も音痴なんですよね・・・

音符

私の母親は音痴でした。
だから私も音痴なんですよね・・・

こんな話を以前受講生から
聞いたことがあります。

 

人間の聴覚は、だいたい2歳から6歳くらいにかけて急激に成長することが科学的に判明しているようです。
この時期の音楽の感覚はずっと覚えています。

この時期にしっかりした音感トレーニングを受けていると
絶対音感が身につきやすいのです。

ということは、逆にこの時期に調律されていない楽器を聴かせたり、
調子外れな歌をずっと聴かせていたら、
音程の合わないままで音楽や歌を認識し、それが身についてしまいます。

小さな子どもは、音をを聴いて真似して歌ったりもします。

もしも母親が音程が合っていない歌をずっと聴かせていたら、
これは親子ともども音痴になってしまう可能性が非常に高くなります。

7年ほど前に、7歳の女の子が母親と一緒に私の元に来ました。

母親から言われたのは、

「実は私は昔から音痴です。そしてご相談があります。
この子が学校の音楽の授業の時、
一人だけ調子外れでしかも大声で歌うのです。

先生が、
『◯◯ちゃん、音が違いますよ』
と言っても、娘は全く気にすることなく外れたまま歌い続けます。

私が音痴なのが原因でしょうか?
なんとか娘の音痴をなおしてほしいのです」

とのことでした。

 

SAITO
娘さんは間違った音感が身についている可能性がありますね

実際に歌ってもらいました。
歌は「チューリップ」です。

さいた〜 ♫ さいた〜 ♫ チューリップの花が ♫

最初から音程が外れたままの大きな声で娘さんは歌い切りました。

聴いていて思ったのは、
外れているというよりは音の上げ下げができずに、高い声でずっと同じ音で
叫びまくっている・・・という感じでした。

まずは、こちらからピアノで音を合わせてみました。
「チューリップ」はハ長調ですが、
娘さんにキーを合わせます。
ピアノの音を娘さんの声に合わせて。

SAITO
ほら、この音と◯◯ちゃんの声
同じ音出てるね。

さいた♫さいた♫一緒に歌ってみよう。

◯◯ちゃん、今、音あってるよ。

おかあさんも喜んでいました。

音階は、少し上がることが出来たのですが、
下げることができないようでした。

子どもにとっては下げる方が
苦手なケースがたまにあります。

これは、
音を上げる時には、
声帯を少し引っ張っるのに対して
音を下げる時には声帯を緩めなければなりません。

この時に、力んでいると筋肉を緩められないので
音が下がらない現象が起こるのです。

◯◯ちゃんには、
身体をリラックスさせて
ド↗︎レ↗︎ミ↗︎と上がってからミ↘︎レ↘︎ド↘︎と、さがる練習をしばらくやってもらいました。

ド↗︎レ↗︎ミ、まで上がると、今度はそこから下降することがなかなかできなかったのですが、練習しているうちにレに下がることが出来るようになりました。

感動ものでした。

何回かトレーニングしていくうちに
ド↗︎レ↗︎ミ
ミ↘︎レ↘︎ド↘︎
上がり下がりが出来るように
なりましたが、油断するとすぐ戻ります。

なかなか根気がいる練習でしたが
◯◯ちゃんは、
だんだん音が取れるようになっていきました。

よしこれからだ!という時に
◯◯ちゃんは引っ越しすることになり、
トレーニングはここまでで終了。

少し悔いが残りますが、仕方ありませんね。

その後、◯◯ちゃんのお母さんから

「短い間でしたが、今までありがとうございました。
これからも歌の練習はさせたいとおもいます」

と感謝の言葉をいただきました。

私は最後に、お母さんへ、音痴は必ず改善できますから、
これからも◯◯ちゃんに音楽を好きになってもらって
良い環境で歌を練習させてあげてくださいね。と伝えました。

その後、
◯◯ちゃんがどうしているのかは知りませんが、
きっと歌が好きになって
正しい音程で歌っていると思っています。

小さい頃に間違った音感が身についてしまったとしても
正しいトレーニングで改善することはできるのです。


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